青空でジャンプする女の子


あなたは、お子さまの日焼け対策をしていますか?

もしかしたら、真っ黒になるくらい外で日焼けしてきた方がいいと思う方もいることでしょう。

ところが、この小さい時の日焼けが、将来、皮ふガン・シミ・シワの原因になってしまうというのです。

これには、紫外線によって、皮ふにダメージを与えてしまうことに関係がありました。

とくに、これからの季節(6~8月)は、1年のうち紫外線が一番きつい季節を迎えます。

ただし、紫外線を浴びることは、決して悪いことばかりではありません。

短時間ならば、体に必要な栄養を作ってくれるのです。

「それじゃ、どうすればいいの?」と思う方もいるのではないでしょうか?

そのような方のために、今回は、「紫外線」「皮ふガン」「紫外線対策」についてお話していきます。

この記事を読めば、紫外線からお子さまを守るための知識が高まることでしょう。

紫外線が皮ふガンを引き起こす理由



紫外線とは、一体どのようなものなのでしょうか?

メディアでよく見たり聞いたりするが、詳しく知らない方が多いのではないかと思います。

ここでは、紫外線についてお話していきます。

1.紫外線は、目に見えない光

光のスペクトル


太陽の光には、紫外線・可視光線(目に見える光)・赤外線が含まれています。
※紫外線と赤外線は、目に見えない光。

そのうち紫外線は、波長の長さによって、UVA・UVB・UVCに分かれる。
※光(紫外線・可視光線・赤外線)は、波を発しており、波と波との間の長さを波長という。

UVA・UVB・UVCのうち、UVA・UVBは地上にまで届き、肌に以下のようなダメージを与える。
※UVCは、地球の上空にある成層圏で吸収され、ほとんど地上にまで届きません。


紫外線による肌へのダメージ 大


それでは、もう少し詳しくUVA・UVBについてお話していきましょう。

①地上にまで届く紫外線の約9割以上が「UVA」

UVAは、UVBより波長が長いため、雲や窓を通り抜け肌の内部にまで達します。

また、エネルギーは弱いが、長期間浴び続け蓄積されると、肌の弾力やハリを失っていく。

イメージするならば、南の島の浜辺に届くゆったりした波は、障害物を乗り越えていくが、長期間ぶつかり続けると障害物を少しずつ削っていきます。

②地上にまで届く紫外線の約1割以下が「UVB」

UVBは、UVAより波長が短いため、肌を通り抜けられず、肌の表面にとどまってしまう。

しかも、このUVBは、エネルギーが強いため、肌の表面に影響をおよぼし、炎症・シミ・皮ふ細胞のDNAを損傷させる。

イメージとしては、強風などで、先ほどのゆったりした波の間隔が短くなると、障害物を乗り越えれず体当たりし、障害物を削っていきます。


とくに、UVBは、UVAより、皮ふ細胞のDNAを傷つける力(エネルギー)が強く、皮ふガンを引き起こす原因となる。

ところで、日本での皮ふガン患者は、どれ位いるのでしょうか?

日本人の皮ふガン患者数は、増加中



日本人の皮ふガン患者は、年々増加しています。

以下は、2000年~2012年の皮ふガン患者の総数と男女別のグラフです。


皮ふガン患者データ(男女計)
参照元:地域がん登録全国推計によるがん罹患データ 国立研究開発法人国立がん研究センターがん対策情報センター


上記のグラフからは、年齢が高くなるほど、皮ふガン患者は多い。

また、以下のグラフより、皮ふガン患者は、女性より男性に多い。


皮ふガン患者データ(男性計)
参照元:地域がん登録全国推計によるがん罹患データ 国立研究開発法人国立がん研究センターがん対策情報センター


皮ふガン患者データ(女性計)
参照元:地域がん登録全国推計によるがん罹患データ 国立研究開発法人国立がん研究センターがん対策情報センター


女性の皮ふガン患者が少ない理由は、男性に比べ、日頃から紫外線対策をしているからです。

しかし、女性も80歳を超えると、急激に皮ふガン患者が増え男性を上回ってくる。

これは、平均寿命(男性は80.79年、女性は87.05年 参照元:平成27年簡易生命表の概況 厚生労働省)が関係していました。
※平成28年度で、80歳以上の「男性の人口は、586万人」「女性の人口は、1,241万人」(参照元:統計からみた我が国の高齢者(65歳以上)総務省統計局

これらのことから、紫外線を浴びる量に限度があり、限度を超えると皮ふ細胞のDNAの損傷を修復できなくなり、皮ふガンを発症するのではないかと推測します。

つまり、皮ふガンは、皮ふ細胞のDNAの損傷を修復できないほど紫外線を浴び続けた結果であり、「男性は、紫外線対策をあまりしないため、中年を超えると皮ふガンを発症しやすい」「女性は、紫外線対策をしているため、皮ふガンの発症が遅い」ということではないでしょうか?
※もちろん個人差はあります。


しかも、これから1年で紫外線の一番強い季節(4~9月)を迎えます。

以下は、つくば市における月平均UVインデックスです。


つくば市における月平均UVインデックス(2007年~2016年)
参照元:日最大UVインデックス(観測値)の月平均値の数値データ表 気象庁


※UVインデックスとは、紫外線の強さを指標化したもので世界共通。
数値の意味は、以下のとおりです。


UVインデックス数値の意味
参照元:UVインデックスとは 気象庁


それでは、どのような日焼け(紫外線)対策をすればいいのでしょうか?

将来、皮ふガンにならないためには、子どものころからの日焼け(紫外線)対策が大切!

説明する女性


一番の日焼け(紫外線)対策は、紫外線を浴びないこと。

ところが、紫外線をまったく浴びないのも体に悪影響をおよぼしてしまう。

これは、紫外線を浴びると、カルシウムの吸収を助け骨の健康を保つ「ビタミンD」が生成されるからです。

このビタミンDは、成長途上にある子供に必要な栄養です。

そのため、ちょっとでも紫外線を浴びた方がいいでしょう。

ちなみに、紫外線を浴びる時間の目安としては、「夏は木陰で1日に約30分」「冬は1日に約1時間」です。
※紫外線を浴びる時間は、個人差・天候などに左右されます。

ここでは、さまざまな日焼け対策(「日焼け止めを塗る」「UVカット加工された帽子やパーカーの着用」「9~15時まで外出を控える」)についてお話していきます。

1.日焼け止めを塗る

母親に日焼け止めを塗ってもらう女の子


紫外線対策に一番有効なのは、日焼け止めを塗ることです。
※日焼け止めで、すべての紫外線を防ぐことはできませんが、軽減できます。

ただし、大人用ではなく、子供用の日焼け止めを選びましょう。

これは、子供の肌はデリケートなので、大人用の日焼け止めを塗ると肌トラブルを招いてしまうからです。

子供用と大人用の日焼け止めの違いは、肌トラブルを招く原料を含んでいるかどうかです。

ここでは、日焼け止めの「指数」「成分」「パッチテスト」についてお話していきます。

まず、日焼け止めで使われている指数です。

「SPF」「PA」という指数

日焼け止めのパッケージに「SPF」「PA」の数字が書かれているのを知っていますか?

この「SPF」「PA」は、日焼け止めを購入する際の大切な基準です。

「SPF」「PA」の意味は、以下のとおりです。


❶SPF(紫外線防御指数)

SPFは、「Sun Protection Factor」の略で、紫外線防御指数ともいう。

このSPFの数字を使って、「UVBを浴びて、肌に赤い斑点が現れるまで、どれくらい時間を遅らせられるか」を計算できます。

計算式は、「肌に赤い斑点ができる時間」×「SPF数値」。
※肌に赤い斑点が現れる時間は、個人差あり。

例えば、「日焼け止めを塗らず、肌に赤い斑点が現れる時間を10分」「SPF20と表示されている日焼け止めを塗った」場合は、10分×SPF20=200分(3時間20分)です。

すなわち、「SPF20」の日焼け止めを塗ると、肌に赤い斑点が現れる時間が10分から約3時間20分まで引き延ばせるということ。


❷PA(UVA防御指数)

PAは、「Protection Grade of UVA」の略で、UVA防御指数ともいう。

このPAは、肌の黒化を起こす原因の「UVA」の防止を表す指標で、以下の4段階に分けられています。


PA(UVA防御指数)
参照元:気になる紫外線用語CHECK! 日本化粧品工業連合会


つぎに、日焼け止めに含まれている成分です。

②お子さまには、日焼け止めに含まれている紫外線吸収剤にも注意が必要!

日焼け止めには、「紫外線吸収剤」や「紫外線散乱剤」が配合されています。

「紫外線吸収剤」「紫外線散乱剤」の詳細は、以下のとおりです。

  • 紫外線吸収剤
  • 紫外線を吸収して、化学反応を起こし、無害化する。
    白浮き(白く浮かび上がること)しにくいが、肌への負担が大きい。

  • 紫外線散乱剤
  • 紫外線を反射する。
    肌への負担が少ない。
    ただし、白浮き(白く浮かび上がること)や汗などで流れやすい。



とくに、SPF・PAが高めの日焼け止めには、紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の両方が配合されています。

デリケート肌のお子さまには、紫外線散乱剤のみを配合した日焼け止めを使いましょう。

③その他お子さまの肌に負担が大きい成分

日焼け止めには、「紫外線吸収剤」以外にも、お子さまの肌への負担が大きい成分を含んでいます。

例えば、防腐剤・人工香料・人工着色料・アルコール・石油系界面活性剤など

デリケート肌のお子さまには、注意が必要な成分です。


上記のことから、お子さまには、化学原料が含まれていない天然成分が主体の日焼け止めをオススメします。


つづいて、初めて日焼け止めを塗る前にするパッチテストです。

④肌に合うかパッチテストを行うこと

初めて塗る日焼け止めは、塗る前に必ずパッチテストを行いましょう。

これは、紫外線吸収剤や化学原料が使われていない日焼け止めでも、お子さまのお肌に合わないことがあるからです。

パッチテストとは、皮ふアレルギー試験ともいわれており、日焼け止めに使われている成分で、アレルギー反応がないかをチェックするもの。

このパッチテストでは、アレルギー反応が「すぐ出るタイプ」「時間が経過してから出るタイプ」があるため、2回チェックします。

具体的な方法は、1円玉ぐらいの日焼け止めを腕に塗り、自然乾燥させます。
その後、「30分後」「48時間後(2日後)」に観察し、皮ふに異常(発疹・赤み・水泡・かゆみ)がないかを確認します。
異常があった場合は、すぐに洗い流し、この日焼け止めを使用しないようにしましょう。
※アレルギー反応が強い場合は、専門の医療機関で受診すること。


これらのことから、お子さまには、「SPF・PAが低め」「天然成分が主体で、紫外線散乱剤のみを配合」した日焼け止めを選ぶことと「初めて日焼け止めを塗る前には、必ずパッチテストを行うこと」が大切だとわかりました。


そして、最後に日焼け止めの塗り方です。

⑤日焼け止めを塗る際の4つのポイント

日焼け止めを塗る際の4つのポイントは、以下のとおりです。

  1. 引き延ばすように塗る
  2. 日焼け止めを肌へすり込む必要がありません。
    なぜなら、日焼け止めは、肌の表面に塗って、紫外線から肌を守るためのものだからです。

  3. ムラがないように塗る
  4. クリームタイプは、滑らかで塗りにくい。
    日焼け止めをムラが出ないように塗るには、一度手の平にのせて、両手でこすり合わせ引き延ばすのがオススメ。

  5. 塗り忘れがないようにする
  6. とくに、「耳」「耳の後ろ」「アゴの下」「首のうしろ」は塗り忘れが多い。

  7. 2~3時間おきに日焼け止めを塗る
  8. 外出が2~3時間以上になる場合は、日焼け止めを塗りなおすこと。
    なぜなら、お子さまは、汗っかきなので、日焼け止めが流れてしまうからです。
    ただし、日焼け止めは、肌に負担をかけるため「塗りっぱなしにしない」「外出時のみ塗る」ようにしましょう。



以下は、日焼け止めの塗り方の参考動画です。


【参考動画】
この動画のポイントは、以下のとおり。

  • 日焼け止めを塗る量は、1円玉の大きさくらい
  • 顔全体にムラなく塗る
  • 髪の毛の生え際や耳も忘れずに塗ること


2.UVカット加工された帽子やパーカーの着用

外出する場合は、UVカット加工された帽子やパーカーを着用しましょう。

その際、日焼け止めも併せて塗ると効果が高まります。

これは、紫外線が、以下のように地面で反射してくるからです。


紫外線反射
※反射率は、「草地で10%以下」「アスファルトで、約10%」
※下から反射してくる紫外線には、UVカット加工された帽子やパーカーで守られていない顔や足などが無防備となる。

3.午前9時~午後3時まで外出を控える

真夏の太陽


4~9月までの時間別平均UVインデックスは、以下のとおりです。


つくば市における4~9月時別平均UVインデックス
参照元:月最大UVインデックス(観測値)の時別累年平均値グラフ 気象庁
※UVインデックスとは、紫外線の強さを指標化したもので世界共通。
数値の意味は、以下のとおりです。


UVインデックス数値の意味
参照元:UVインデックスとは 気象庁


上記のグラフからは、9~15時まで、UVインデックスが3.0以上となっています。

とくに、10~14時までは、UVインデックスが5.0以上となっているため、外出は控えるべきでしょう。

できれば、9時台、15時台の外出も控えることをオススメします。

もし、外出される場合は、必ず「日焼け止めを塗る」と「UVカット加工された帽子やパーカーを着る」ようにしましょう。


まとめると、お子さまの日焼け(紫外線)対策には、①肌にやさしい日焼け止めを塗ること②UVカット加工された帽子やパーカーを着る③10~14時は外出を控えることが大切だとわかりました。



いかがだったでしょうか?

小さい時の日焼けが、中高年になってから皮ふガン、シミやシワの原因になってしまうなんて知りませんでした。

しかも、世界保健機関(WHO)によると、生涯で受ける紫外線の50%を18歳までに浴びるとのこと。

子どもは、真っ黒に日焼けした方が健康的でいいと思っていたのでショックです。

ともかく、自分の子供には、将来、皮ふガン・シミ・シワで悩まないように、これから日焼け止めなどで紫外線対策をしていこうと思います。

ただし、紫外線を短時間浴びるならば、カルシウムの吸収を助け骨の健康を保つ「ビタミンD」が生成されるので、紫外線対策のし過ぎもいけないのですね。

これから、紫外線が強い季節を迎るので、日焼け止めやUVカット加工された帽子やパーカーの用意をしなくちゃ!

ぜひ、あなたもこの記事を参考に、お子さまの紫外線対策をしてくださいね。




※今回の記事は、下記の書籍とWebページを参考にさせていただきました。





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あなたは、お子さまの日焼け対策をしていますか?
もし、していないならば、将来、皮ふガンになってしまう可能性があります。
これは、紫外線を浴び続けると皮ふ細胞のDNAが損傷し修復されなくなってしまうからです。
そのため、小さい時から、「肌にやさしい日焼け止めを塗ること」「UVカット加工された帽子やパーカーを着る」「10~14時は外出を控える」対策をしましょう。



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