ともかく歯を磨きさえすればいいと思っていたのですが、正しい歯磨きをしないと効果がないことがわかった。

歯を磨く女性

私は、朝と晩に歯磨きをしていたのですが、どうやら磨き漏れがあったようで、先日虫歯になってしまいました。

歯さえゴシゴシと磨けばいいのかと思っていたのですが、どうやらこれが間違っていたようなのです。

歯磨きについて調べてみると、今まで思っていた歯磨き方法、歯磨きする時間などが全然間違っていたことに驚かされました。


歯を磨くのは、食後より起床時と寝る前が一番効果的です。

asian businesswoman on blue background

あなたの歯磨きタイムは、朝・昼・晩・食後のどれでしょうか?

全然歯を磨かないというのは論外ですが、食後の歯磨きは、歯にダメージ与えているらしいのです。

食後に、歯磨きをした方が、口の中がサッパリするのでいいのかと思っていたのですが、色々理由があるようです。

ちなみに、歯を磨くのにもっとも適した時間は、食後より、起床時と寝る前が一番いいらしいのです。

なぜ、食後の歯磨きはダメなのか?

食後の口の中は、

  • 殺菌作用のある唾液がたくさん出ている
  • 口の中にいる細菌を食べ物と一緒に飲みこんでしまっている
  • などから、口の中の細菌が一番少なくなっており、歯を磨いても効果が見られません。

また、食後の口の中は、食べ物や糖分により、酸性になっており、歯の表面のエナメル質がとても弱くなっていますので、歯磨きをすると歯を傷めてしまいますので止めた方がいいでしょう。

どうしても口の中が気になるならば

  • 水でうがいだけにする。
  • 食後30~40分は時間をあけてから歯を磨くようにする。

にした方がいいでしょう。

なぜ、起床時と寝る前の歯磨きがいいのか?

起床時
  • 朝食を摂る前に歯を磨くのが効果的です。
  • なぜなら、寝ている間は、殺菌作用がある唾液の分泌が減っていて、口の中で虫歯・歯周病・口臭の元となる細菌が、増えているためです。
  • 起きた時に、口がネバネバしているのが、虫歯歯周病口臭の元となる細菌の塊のようです。
寝る前
  • 寝ている間は、殺菌作用がある唾液の分泌が減りますので、虫歯・歯周病・口臭の元となる細菌のエサとなる歯垢(プラーク)をできる限り取り除いておきます。


正しい歯磨きの仕方は、鉛筆持ちで優しく細やかに時間をかけて磨くのがコツです。

正しい歯磨きの仕方の2つのポイント

  1. 歯ブラシを強く握らず、鉛筆持ちにします。
  2. 歯を磨く時は、強い力でゴシゴシ磨かず、歯ブラシの毛先を立てて、歯を1~2本ずつ、優しく時間をかけて少しずつ磨きます。

また、歯磨き粉を使うことにより、歯磨き効果が高まります。(虫歯・歯周病・口臭予防する成分を含む歯磨き粉を使えば、より効果的です。)
※歯磨き粉を使わず歯磨きをしても、時間をかけて正しく磨けば、ある程度の効果はあります。

歯の磨き方については、以下の動画を見ていただいた方が、わかりやすいでしょう。

※デンタルフロスの使い方の動画もお付けしておきます。


歯磨き粉を使って、歯磨きをすることによる、主な3つの効果

歯磨きをすることによって、虫歯予防になるだけではなく、以下の3つの効果があると言われています。

歯の汚れ(歯垢)や食べカスを取り除いてくれます。 歯に付いた汚れ(歯垢)や食べカスを取り除いて、口の中が酸性になる時間を減らしてくれます。
※食べカスなどがあると、口の中が酸性になり、歯の表面のエナメル質がとても弱くなってしまいます。
歯の着色汚れを落とします。 歯に付いた着色汚れ(食べ物やタバコのヤニなど)を取り除いてくれます。
口臭の原因を除去や予防をしてくれます。 口臭の原因となる細菌などの繁殖を抑えることができます。
※口の中の細菌を減らすことにより、食道がん口腔(こうくう)がんなどの発症率が下がるという調査結果もあります。